【USオープン】強さを見せつけ、セリーナが決勝進出
セリーナ・ウィリアムズはあと1月足らずで30歳になる。ピークを過ぎたような印象もあったが、いやいやどうして。今が一番強いのではないか。
キャロライン・ウォズニアッキとの準決勝では11本のエースをたたき込み、グラウンドストロークのウイナーは16本、さらにネットで奪ったポイントが17本もあった。これなら、相手の3倍近い34本のアンフォーストエラーを犯しても負けるわけがない。
たとえボールの行方を追わなくても、どちらが優勢か一目瞭然だった。セリーナがグラウンドストロークを打つ位置はほとんどベースライン付近だった。サーブでもレシーブでも先制攻撃を仕掛けていく。グラウンドストロークの1球目で相手を崩す。そうして、スッと前に入っていく。だから、次のショットにはより角度がつき、連続攻撃でネットプレーにもつなげやすいのだ。
逆にウォズニアッキは終始、ベースライン後方に押し下げられた。1球目から守勢に回り、カウンターのチャンスもなかなか来ない。第2セットで4ゲーム奪ったのが唯一の抵抗。セリーナのワンサイドゲームだった。
四大大会の準決勝ではこれで17勝3敗。全米では3年ぶりの決勝で、通算4度目の優勝を狙う。オープン化以降、全米で4度優勝した選手と言えば、マーガレット・コート、ビリー・ジーン・キング、クリス・エバート、マルチナ・ナブラチロワ、シュテフィ・グラフに並ぶ記録。セリーナは、あと一つでテニス界のレジェンドと肩を並べることになる。
