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2011年6月 1日 (水)

【2011年全仏オープン】フェデラー、「第3の男」から一気に主役へ

 「僕を忘れるなよ」。フェデラーの存在感が日増しに強くなっている。今大会は第1シードのラファエル・ナダルと今季無敗のノバク・ジョコビッチに注目が集まり、第3シードのフェデラーはノーマークとさえ言われていた。ところが、いまだ本来のショットを見せていないクレーの王者ナダルとは対照的に、好調ぶりを見せつけている。
 彼も人の子。「2強」が注目されることでプレッシャーがなく、よほどのびのびと戦えているのだろう。持ち前のショットメイクが冴えに冴えている。すべてストレート勝ちで4強入り。地元のガエル・モンフィスとの準々決勝こそ2時間半の試合になったが、4回戦まではすべて2時間以内に片づけている。そのモンフィス戦、ブレークアップしたところで少しプレーが雑になったが、危ない場面は一度もなかった。
 グランドスラムでの準々決勝進出はこれで28大会連続となり、オープン化以降の最長記録を更新した。次の相手はジョコビッチ。間違いなく、これは大一番になる。

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秋山英宏
Akiyama Hidehiro

秋山英宏

1961年生まれ。大学卒業後、フリーランスライターとしてスポーツ、レジャー分野を中心に雑誌、新聞で執筆活動を行う。1987年からテニスの取材を開始し、グランドスラムをはじめ、国内外の主要トーナメントを取材。テニス専門誌に多くの観戦レポート、インタビュー記事などを執筆している。日本テニス協会広報委員会委員。