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2010年9月10日 (金)

【2010年USオープン】フェデラーがセーデリングに雪辱

ファンにとってはこたえられない快勝だろう。今年の全仏準々決勝で敗れたロビン・セーデリングを相手に、2時間足らずのひとり舞台だった。

この試合で機能したのはフェデラーのサーブ。64%の確率で入ったファーストサーブで、試合を完全に支配した。ファーストサーブのポイント獲得率は86%。第2セットに限っては、16本ファーストサーブを入れて15本がポイント獲得につながった。その確率94%。これはなかなか見られる数字ではない。

サーブだけではない。ブレークポイントはほぼ一発でものにした。ブレークチャンスが6本あって、ブレークが5回。これだけでも、いかにフェデラーが盤石だったか、集中が高かったか、分かるだろう。

この夜は冷たい強風が吹いたが、これもフェデラーのプレーの妨げにはならなかった。

「集中が乱れるようなことはなかったよ。だって、トスが流れたら、やり直せばいいだけの話だよ」

準決勝でノバク・ジョコビッチ、さらに、順当にいけば決勝でラファエル・ナダルと強敵が待ち構えるが、この試合の出来なら、ジョコビッチもナダルも恐れるに足らず、といったところだろう。

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秋山英宏
Akiyama Hidehiro

秋山英宏

1961年生まれ。大学卒業後、フリーランスライターとしてスポーツ、レジャー分野を中心に雑誌、新聞で執筆活動を行う。1987年からテニスの取材を開始し、グランドスラムをはじめ、国内外の主要トーナメントを取材。テニス専門誌に多くの観戦レポート、インタビュー記事などを執筆している。日本テニス協会広報委員会委員。